GIGAZINE 未来への暴言 [by 山崎恵人 (著)]
GIGAZINE 未来への暴言 山崎恵人 朝日新聞出版 2010-12-07 posted at 2010/12/25 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『GIGAZINEってすごいな』
ほんとモンスターサイトです
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☆気になったキーワード
『破壊的ビジネスモデル』 『好きなことをしてメシを食う』
『GIGAZINE』 『超少額決済システム』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『GIGAZINEの運営者である山崎さんは何を考えているか?』
意識の高い現場の意見は勉強になります。
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『好きなことをしてメシを食う時代』
▼『超少額決済システムというインフラ』
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▼『好きなことをしてメシを食う時代』
ご存じの方も多いかも知れませんが
私自身の元々のバックボーンは、大学から理系の大学院に
すすみ、そして某メーカーで研究職をしていました。
だから本メルマガのタイトルは
「エンジニアがビジネス書を斬る!」なわけですが・・
で、今はそのルーツとはほぼ関係のない様な
仕事をさせていただいています。
もともとのメーカーでの仕事もおもしろくて好きだったですが
自分でせっかく立ち上げたビジネスを突き詰めてみるのも
おもしろいかなーと判断した結果です。
そう考えてみると「好きなことをしてメシを食う時代」
というのは私の周りでは結構数多く見受けられる現象なのですが
本著のように解説されるとまだまだこれからのネタなのかなと
感じました。
正直、だれもが絶対になれるかどうか?
それはわかりません。
そして私も含めて「継続性」が担保されているわけでもありません。
しかし、個人というレベルで言うと
自分のことを支持してくださるお客様が
数百人から1000人の単位でいてくださる
だけで実はなりたってしまうのです。
なぜか?単純に自分が生きていくのに必要な金額を考え
いくらの単価を設定するか?それを何人の方に支持していただけるか
を考えてみてください。
書籍の世界で言えば、1500円の本の印税は
新人から普通の著者レベルでは10%に届かないくらいです。
すると1万冊売れても150万円。
年に数冊をコンスタントに出す著者でぎりぎりの生活でした。
でも、これを直販できる実力を持つことができれば
その冊数は劇的に下がりますよね?
もしくは数が変わらないのであれば、上代を下げることができます。
その結果、「好きなことをしてメシを食う時代」が
現実的になってきたのですね。
- – – – – – – – – – – – – – – – – –
▼『超少額決済システムというインフラ』
このネタを書きたいから本著と取り上げたました(笑)
昨年流行った書籍
◇フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
http://keiei.enbiji.com/2009/12/_by_57.html
それをさらに進めて、無料で提供されるものに
お金を提供してもらうモデルを山崎さんは
「パトロンモデル」として提案されていますが
それにはどうしても必要なインフラがあります。
それは「超少額決済システム」。
一人のお金持ちをパトロンにするのであれば
いかにして彼(もしくは彼女)の気持ちをくどきおとせるか?
にかかっているわけですが
その対極にある「多数の人から少額のお金を頂く」
という場合、今の日本では高い敷居があります。
それは「支払いが簡単ではないこと」。
たとえば日本全国の1億2000万人から
1円ずつを頂戴しても、個人ではかなりの多額のお金になりますが
問題は「1円をどうやって支払っていただくか?」ですよね。
銀行振込などにしたらその100倍以上の手数料と
個人個人の労力がかかってしまいます。
実際、今インターネットで仕事をさせていただいていると
よく出逢う出来事が
・銀行振込でお申し込みを頂いて
振込を忘れたりされる方
・クレジットカード決済を申し込まれて
継続の際にカードの有効期限が切れている方
など、100%安定している決済がなかなかないこと。
カード決済であれば1000円以下の決済はなかなか
たいへんですからね。
最近ではPayPALがこのあたりを打破してくれそうな
雰囲気も出てきていますが、
元々海外発祥のサービスであるせいか
最初の会員登録が、面倒で敬遠されることもおおく(泣)
だれでも初めてでもすぐに出来る
超少額決済システムを作り出して、普及させた企業は
いろんな人から感謝されてすばらしいビジネスになるだろうなと
常々感じています。。。。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『名前で支持をしていただけることを目指す』
ブランドは自分で築くもの
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GIGAZINE
http://gigazine.net/
を知らない方のために少しだけ。
なんでもありのニュースサイトというのが一言で
私だったら説明しますが、そのスタートがもう10年も前に
なるのかとおもうとびっくりです。
ニュースサイトと言っても新聞やテレビのニュースが扱うような
ネタではなく、たとえば
●父の怒り爆発、17歳の娘の57歳のボーイフレンドをパン切り包丁で去勢
●極寒のシベリアで敢行された厳しすぎる寒中水泳
なんてタイトルがトップに来るようなサイトで
タイトルが気になって思わずクリックをしてしまうサイト。
これがブログで運営されていると言うから驚きです。
月刊のユニークユーザーで500万人を越えると言いますから
まさにモンスターサイト。
技術的なことがいきつくと成功するビジネスは
2種類だといわれます。
インターネットであれば
インフラ
コンテンツ
の両極端のもの。中途半端であれば駆逐されていくわけです。
GIGAZINEのようなサイトは「コンテンツで極端にはしった」例であると
私は思っていますし、その現役で運営されている
著者の山崎さんの意見は、ネットに関わる者として
一読したいとタイトルを見た瞬間に感じたものです。
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