人にはぜったい教えたくない「儲け」の裏知恵 [by 岩波 貴士 (著) ]
人にはぜったい教えたくない「儲け」の裏知恵 (青春文庫)
青春出版社 2010-01-08 posted at 2010/02/12 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『ビジネスのネタを仕入れたいと思ったら?』
うまくいっている事例ってなんだろう?
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『得した気分』 『サイズ変更』
『プラスできないか』 『選ばせる』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『お客様の心理をくすぐる販売戦略とは』
売り手も人間、買い手も人間。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『商品が1位じゃなくても「1位」と謳える秘策とは』
▼『「支払システム」も工夫できる』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『商品が1位じゃなくても「1位」と謳える秘策とは』
私の商品は「○○の1位」です!
とうたえることは今でも効果があります。
その「○○」が、知名度が高いもの
もしくは権威があるものであればあるほど余計に。
でも。。。すべての商品やサービスが「1位」を獲得
できるわけではありません
(海外の食品関係の某賞は、申請すればおりるという
噂もありますが・・・笑)
ではそんなときにどうするのか?
と言うときに本著ではおもしろいことがかかれていました。
それは商品やサービスに「1位」に関係する人や推薦を
いただくというもの。
悪い言葉を使えば「虎の威を借る狐」なわけですが(^^;;)
全国茶品評会 一等受賞名人 直伝
と、広告に書くことは可能なわけです。
あなたの商品が一等をとったわけではありません。
でも「一等」という言葉をいれる根拠は取得できますよね。
これはどの程度までいれこむか?というところは
情報発信元の良心にゆだねられる部分ではあります。
ただ、自分が「1位」ではないからといって
すぐにあきらめてしまうのではなく
自分の持っている「資産」ってなんだろう?
足りないのであれば、どこからもってくることで
補うことができるのか?
そういう考え方のひとつの例としてはおもしろいですよね。
- – – – – – – – – – – – – – – – – –
▼『「支払システム」も工夫できる』
お客様から、自分たちの商品やサービスの対価として
お支払いをいただくとき。
対面販売であればそれほどでもないかもしれませんが
一番ビジネスで課題になるのが「代金の回収」であると
一般的にはいわれています。
売り掛けが回収できなくて、飛んでしまった。
なんて話はよくあることですからね。
そんなときに、本著の工夫はおもしろいなとおもいます。
それは・・
図書券、文具券などの各種商品券、額面の90%の
支払でOK
としているお店のご紹介。
これが商品券があまり流通していないような田舎であれば
意味がないのかもしれませんが、
オフィス街で、各種の商品券を持ち合わせている可能性が
高い場合には、おもしろい取り組みです。
なぜなら・・・
普通ならば「各種商品券」での支払はできないお店が
できるようになった
=サプライズがあり、そしてお得かも。
と思ってもらうことができるからです。
一時期楽天市場でアフィリエイトをしていたユーザーの間で
図書券を持っている人が身の回りに多かったときがありました。
(理由は省略しますがw)
そんな場とマッチングしたような「サプライズ」を提供できれば
お客様の方はその出来事を肯定的にとらえて
例えば「では今日の食事はここにしようか」なんて話が
起こりえるわけです。
商品やサービスを利用していただけるかどうかは
商品自体の価値が高いことは大事なことではありますが
それ以外の付加要素すべてを含めたトータルの「価値」で
決まるものではないでしょうか。
だからこそ、提供者側のわたしたちは
いかにして「総合価値」を高めていくのか?
というところに知恵を絞り続ける必要があるんですね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『心理から肯定的な価値をつくる』
だましではなく、気持ちよく使っていただくために
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
本著に書かれていることは「人の心理」を
巧みについてくるネタばかり。
悪用しようと思えば悪用できてしまいますが
そうではなく、いい商品やサービスを世の中に伝えたいときに
どうしたらいいのだろう?
というヒントとして十分に役立つものでは
ないでしょうか。
特に今のように「情報」があふれている世の中では
ファーストコンタクトの際に、全部を眺めることなく
「目についたキーワード」「もっとも目立つポイント」
で判断をされます。
その入り口で「遮断」されないために、どうしたらいいのか?
そんなポイントから本著を眺めると
勉強になることがたくさんあるのかなと思います。
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