抜擢される人の人脈力 早回しで成長する人のセオリー [by 岡島悦子 (著) ]
抜擢される人の人脈力 早回しで成長する人のセオリー 岡島悦子 東洋経済新報社 2008-12-12 posted at 2009/04/06 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『自分の実力だけじゃない要素とは』
飛び抜けてすすんでいくにはどうする
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『能力開発』 『人脈構築』
『機会に恵まれた』 『人脈レイヤー』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『活躍の場を広げるための戦略は?』
同じ行動でもステージによって得られる結果は異なるでしょう
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『白馬の王子はやってこない』
▼『タグは3つから考える』
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▼『白馬の王子はやってこない』
「ずーっと待っていたら白馬の王子様が迎えに来てくれる」
いまどき、そんなことを夢見ている人はいないですよね?
昔は女の子がそんな夢を見ていたかもしれませんが
今は、草食男子といわれる男の子がそんなことを思っているかも?
と書きながら思ったりしたのですが(^^;;)
待っていても、だれも迎えに来てくれません。
まずこの現実をきちんと受け止めるところから
始めましょう。
もし迎えに来てくれるとしたらどんな人か?
それは「三顧の礼を持って迎えに来てもらえるだけの価値が知られている」
人だけです。
三国志の時代の諸葛孔明が軍師として名声があったからこそ
三顧の礼という逸話が、その中に生まれたのです。
決して逆ではありませんよね?
でも、「実績を作るためには高いポジションに行かないと出来ない」
と思っているとしたら・・・それは間違えだと思います。
本著の中でもでてくるキーワード「わらしべ」
去年からつづく私のテーマでもありますが
この言葉の意味を考え振り返ってみればわかるとおり
最初の第一歩目の「実績」は大きいものである必要はありません。
ステップバイステップ、本著で言うスパイラル的に大きくしていけば
よいのですから、「○○がないから」できない!という言っている人は
ほっておけばいいのです。
この時に、本著で岡島さんが述べられている重要だなと感じた
ポイントは「他薦」されるということ。
白馬の王子様は「いつやってくるのか」わからないのですが
自分から立候補するためには、24時間寝ずに白馬がやってくるのを
見張っていないといけません。
そんなことをしていては本来やるべき「実績」をつくるほうが
おろそかになってしまいます。
ですからこそ、「あ、そういえばあんな奴がいたな」と
脳内の検索にひっかかるように「他薦」してもらえるためには
どうすればいいのか?
そこがポイントになってくるわけですね。
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▼『タグは3つから考える』
さて「自薦」ではなく「他薦」してもらうためには
どうすればいいのでしょうか?
無人島で一人でどんなにがんばっても
魚や猪くらいにしか「他薦」はしてもらえませんよね?
そう、「他薦」をしてもらうためには
自分だけではなく、他の人の「脳」の中にあなたの
存在をもってもらう必要があるわけです。
その「存在」をもってもらうということは・・・
名前を覚えてもらうだけではだめですよね。
相手と会っていないときや接触頻度が高くないときに
名前を元にして思い浮かべることは少ないと思いませんか?
そう、普段インターネットで検索エンジンを使う時を
思い出してもらえればわかると思うのですが
名前ではなく、なんらしか必要としている「キーワード」を
元にして検索をすると思うのです。
本著で岡島さんがキーワードとして提唱されているのは
「3つのタグ」
「Will」「Skill」「Value」です。
普通であれば「今できること=Skill」だけしか
思いつかないかもしれませんが
それでは、私たちが「抜擢」される可能性が狭くなってしまいます。
今できることしか「相手の脳の中」に印象づけることが
できないからです。
でも、「こんなことをやりたい=Will」そのために
今、○○という努力をしていると言うところを
「タグ」として伝えることが出来れば・・・
関連するプロジェクトの話がでてきたときに
「ではあいつにやらせてみるか」という流れが出てくるじゃないですか。
同じような未経験者であれば、やる気が元からある人に
任せたくなるのは当然ですからね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『わらしべ的に積み上げていく』
その場でできることを全力でやるべし
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
いつか宝くじがあたるかもしれない。
というのは「宝くじ」を買った人だけが思うことができる
権利があります。
#それでもかなり確率は低いですがゼロではありません。
抜擢されたい!と思ったならば、抜擢されるだけの「理由」を
自分がもっていないといけないのは、宝くじと同じでは
ないでしょうか?
なんの理由もなく「抜擢」されてしまうと
実はあとで自分が苦しくなると思うのです。
会社組織であれば、新しく部下になった人たちから
「なんで○○さんが上司なの」と信頼がない状態で仕事を
しなくてはいけなくなりますし
実績や経験がない分野で抜擢されても、
期待された成果を出すことができずに、失望されてしまう
可能性だって高いですよね。
抜擢される「タグ」をつけるための視点もありますが
実際、抜擢されたときに困らないように
今できることを「全力」でやっておくべきなのかなと
改めて感じるわけでした。
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