1の力を10倍にする アライアンス仕事術 [by 平野敦士カール (著)]
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1の力を10倍にする アライアンス仕事術 平野敦士カール ゴマブックス 2008-05-30 posted at 2008/06/17 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『ひとりでできることより、みんなで出来ることの方が大きい』
でもどうやってやる?
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『助けてもらえる人』 『みんなの発想』
『「感想」があるかないか』 『また会いたくなる』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『助けてもらえる人になるためには』
どうやってそういう立場になりましたか
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『「また会いたくなる人」になる3つの条件』
▼『軸をきちんと持っているか』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『「また会いたくなる人」になる3つの条件』
人は、だれもが自分のことがかわいいです。
生存本能ですから、これは当然のこと。
ですから・・・ビジネスの能力として出来る人を目の前にしたときに
「すごいなー。この人と一緒に何かしたいな」と
思うのはどういう理由でしょうか?
カリスマ性にひかれた?
いえいえ、平野さんの言葉をお借りすれば
「自分にとってのメリット+この人と一緒に仕事がしたいかどうか」
を考えてあなたの仲間になるのです
となります。
つまり、デキル人だからじゃなくて、一緒にやったときにメリットがあるぞ
と感じるからだと。
即物的ではありますが(笑)逆に考えると
自分が自分がと自己アピールをし続けることはそんなに意味がない
ということがわかっていただけるのではないかと思います。
最初の段階で、魅力がない人とは自分にとってもメリットがないからと
アライアンスを組むという話が持ち上がりませんから、
最低限の魅力を伝えることが必要ですが
それ以上は、過ぎたるは及ばざるがごとしで、控えめに
相手をもちあげるほうがよりよいのです。
では、どういう人だったら関係がより深まっていくのか?
その3つの要素
「期待できる」
何かプラスになるものがあると思わせること
「楽しい」
そこにいることを苦痛にさせない状態を作る
「快適である」
ほめたりねぎらったりする
を相手に与えることができるかどうかにかかっているそうです。
では、楽しければ、得になればどんなことでもいいのか?
500円をもらえるからついて行く、では
一緒に仕事をしてアライアンスを組む!ということには
ならないはず。
この差がなにか?ということをきちんと押さえないと
いけないのですが・・・
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▼『軸をきちんと持っているか』
ブレスト、という言葉は聞いたことがあるでしょうし
実際にビジネスで使っている人も多いと思います。
その際の最大のルールはなんでしたっけ?
それは・・・「否定する意見を言わない」ということ。
新しいアイデアを出すために、意見を否定していると萎縮してしまうため
ルールとして否定禁止!ということを設定するのが
ブレストのルールになっているところが多いと思います。
このブレストは非常に役立つ考え方で
そこからなにか新しいことが生まれてくることもしばしばあるのですが
今回論じている「アライアンス」ではちょっと違った考え方が
必要なようです。
本著で著者の平野さんが「アライアンス・シンキング」として展開
されている内容には、
アライアンス・シンキング=自分の思考をみんなのものに
転換してしまう発想法である
とおっしゃられているのですが、これは最初に「いいな」と思いついていた
ことを、ひとりで奮闘するよりも、みんなの共通の夢や発想に
変えることができれば、より実現確率が高くなる!
という話だと私は思いました。
するとですね。。。ブレストのように拡散している思考だと
当然ながら統一性がとれなくなってしまいます。
ブレストのいいところは、普段の枠の中で思いつきもしないことが
生まれ出てくる土壌をつくるところにありますが
その後でどのようにしてまとめていくか?というところが
次の段階に用意されていてこそ、実現性に近づいていくのです。
そこで、アライアンス・シンキングでは、
自分の思考をみんなのものにするという観点から考えると
まず最初に「軸」をもっているかどうか?
ここが非常に大事なところ。
軸がないところに人が集まったとしても、それこそ
船頭多くして山に登るようなもので、にっちもさっちも
行かなくなってしまう可能性があります。
そして、このときの軸。
それは平野さんが書かれている言葉を借りれば
「感情から生まれる発想が必要」であると。
というのも、アライアンスによって生み出されるべきものは
これまでに存在していない新しいものであることが
ほとんどですから、参考にするべきものもない。
ではどうするか?
といったら実現するべき担い手の私たちが
それは感情としてほしいものなのか?
第一段階としてそこがクリアできているかどうかが
非常に大事なことなんだと思います。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『アライアンス・シンキングをやってみる』
みんなにとって幸せなことにおいて
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
本著は、袋を開けてタイトルと装丁を見たときに
「こりゃおもしろそうだ」という直感がぴんと
はたらきました。
で、さっそく読み始めてみるとドコモの「おサイフケータイ」
を実現化した方のお話。
私自身、おサイフケータイには非常にお世話になっていて
JRはおろか、Edyやそして最近では新幹線もケータイ
でつかっているマニアなので(笑)
とっても興味深く読むことができました。
普段持ち歩いている携帯に、いろんな機能をつけたいな
ということは誰もが思うこと。
アイデアを思いつくことはできるかもしれませんが
それを実現化するまでの道のりは非常に長いものがあります。
利害関係者が多すぎ!なんですね。
それをどのようにしてみんなの気持ちを
実現の方向に向けていくのか・・・
とっても学ぶことがおおい1冊でした。
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