「先読み力」で人を動かす [by 村中 剛志 (著)]
![]() |
「先読み力」で人を動かす ~リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント~ 村中 剛志 日本実業出版社 2008-03-27 posted at 2008/03/29 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『トラブルの発生を減らしたいなら』
注意一秒、ケガ一生ともいいます
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『プロアクティブ』 『コントロールする』
『チームマネジメント』 『寄り道せずに』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『人を動かすことと自分をうまくコントロールするために』
片方だけでは片手落ちなので。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『なぜ先読み力か?』
▼『なぜ思い通りにならないのか?』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『なぜ先読み力か?』
野球が好きな方はテレビ中継をみていると
「おお、ファインプレーだ!」と思えるような
華麗な守備、ダイビングキャッチなどをみることも多いかと思います。
ふつうの人ではとうてい及ばないような守備範囲を守って
ぎりぎりのところでダイビングキャッチとはさすがプロ!と。
でも・・・実はもっとすごいのは、ダイビングキャッチをしなくても
同じ守備範囲を守れるスター選手。
たとえば、イチロー選手はほとんどダイビングキャッチをしないと
いわれていますが、それは瞬間の判断が優れていて
すぐに動き出せるから、余裕を持って捕球ができることと
捕球できないかもしれないというリスクを低減するために
行っているといわれていますね。
ですから、「見えるところの結果」だけではなく
その課程をカイゼンすることにより、より少ないエネルギーで
多くの果実を得られる可能性がでてくるわけです。
本著の著者の村中さんはこれを「先読み力」というキーワードで
表現されていますが、ぴったりの言葉だと感じます。
では、どんな形で発揮していくのが「先読み力」なのでしょうか。
自分が行っているプロジェクト、仕事に関して
スケジューリングをしてタイムマネジメントするというのは
まず第一歩であると思いますが
それだけではダメなのです。
なぜか?というと
チームでプロジェクトを行っている場合には
チームメンバーが先読み力を身につけていない場合には
結局空回りしてしまうからではないでしょうか。
リーダーが優秀であれば、ある程度の力を発揮することはできます。
ライオンのリーダーに率いられた羊の群れは
羊のリーダーに率いられたライオンの群れにも勝つように。
#リーダーの指示に従う群れだという前提です。
でも。。結局指示待ち人間(=本著ではリアクティブと
表現していますが)ができあがってしまって
結局リーダーがどんどん大変になっていくのです。
そこをどうマネジメントしていくのかというと・・・・
- – – – – – – – – – – – – – – – – –
▼『なぜ思い通りにならないのか?』
自分だけならいざしらず、チームのメンバー全員が
「先読み力」を身につけるのは、非常に大変なことです。
というのは・・・すべてのプロジェクトは自分一人では
終わっていないから。
自分が「先読み力」を身につけるということは
自分の周りに起きる出来事を予測してそれに対して前もって
対応策をうつのももちろんなのですが
自分の周りのメンバーが「先読み力」を身につけるように
リードしていくことができるかどうか?
このマネジメントがとっても大事だという趣旨を
著者の村中さんがおっしゃっていると私は感じました。
となると・・・自分を起点とすると
その身の回り=メンバーという第1の輪だけではなく
メンバーの周りの2つめの輪までをリードしていかないと
いけないから、リーダーは大変なんですね。
さて、メンバーの身の回りということになると
上下関係や、身内ばかりではなく
お客様・取引先までが含まれることがたくさんあるとおもいます。
すると・・・「パワー」は使えないどころか
コチラからお願いする立場になってしまうことすら
あるかもしれません。
そんなときに、相手に伝えるためには・・・
自分が「プロアクティブ」というキーワードで本著で紹介されている
先を読む行動をとることはもちろんですが
そのときに「相手の立場」で考えて伝えられるかどうかが
大事なのではないでしょうか。
そのためには・・・「相手が理解しやすい方法で説明する」
つまり、世間で「結論を先に理由を後で」というのがいいといわれていたり
「詳細から入るのがいい」などいろんなパターンがあるのでしょうが
自分が実際に接している相手がどのように説明すると
理解しやすいだろうか?ということを見極める力が必要なんですね。
一概には、一般的にいわれていることを試して
まずは結論からという入り方も大いに結構ですが
相手が「???」という反応をしているのであれば
そのサインを見逃してはいけません。
サインをみながら、「理解してもらうために」という
大目標を外さないようにして、軌道修正を図れることも
先読みの力の一つではないかなーと思います。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『周りを巻き込んだ上での先読み力をつける』
そのためには自分から
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
本著を読みながら恥ずかしいところ多数の私。
というのは、このメルマガを書いている今。
今、まさに「先読み力」のなさのためにいろんなコトが
溜まっているからです(^^;;)
純粋に、処理能力オーバーなのですが
それをいかにして周りに依頼しようとしたりするか?
であるかとか、新しいビジネスアイデアを思いつくならば
それをきちんとまとめておかないといけないよな
などなどをしているうちに、どんどんと積み上がっていくわけですね。
なので昨日進めていたのは全体像のマップ作成。
今、進めようとしていることはなんだろうか?
特徴ともいえるポイントはなんで、パートナーとして
お願いする方はどの方なんだろうか?
マインドマップにまとめてみることで
だいぶすっきりしました。
特に複数のことにまたがっているパートナーに対しては
一括して説明した方が、相手からしても
「先読み力」を発揮しやすいでしょうからね。
と、少ないながらもひとつ実践してみました。
次の一歩もがんばります(笑)
関連記事:
仕事術の関連記事
- 最新版 飛び込みなしで「新規顧客」がドンドン押し寄せる「展示会営業」術[by 清永健一 (著)]
- グーグル検索だけでお金持ちになる方法-貧乏人が激怒する2020年のマネー戦略[by 午堂 登紀雄 (著)]
- 図解 究極の判断力を身につける インバスケット思考[by 鳥原 隆志 (著)]
- 起業1年目の教科書 [by 今井 孝 (著)]
- 「話がわかりやすい!」と言われる技術 スケッチ・トーキング [by 麻生 けんたろう (著)]
- 「苦手な人」ともラクに話せるコミュニケーション術[by 能町 光香(著) ]
- たった5秒思考のムダを捨てるだけで、仕事の9割はうまくいく[by 鳥原 隆志(著) ]
- ノーリスクで儲かる仕組みをつくる「コラボ」の教科書 [by 鳥内 浩一 (著) ]
- 社長復活 [by 板倉 雄一郎 (著)]
- エグゼクティブ秘書が教える一流の仕事術 ボスを支える20のミッション[by 能町 光香(著)]
- 一生食っていくための「士業」の営業術[by 原 尚美(著)]
- 1日5分ミニノート仕事術:仕事のゴチャゴチャが解決するシンプルな仕組み[by 山崎 城二(著)]
- なぜあの先輩MRは仕事が早くて楽しそうなのか?[by 池上 文尋(著)]
- 人見知りのための沈黙営業術[by 松橋 良紀(著)]
- 10倍ラクするスマートフォン仕事術 ~シンプルで効率的なiPhone・Androidの使い方[by こばやし ただあき (著)]
- 「聞き上手」はなぜ給料が高いのか
- 中村貞裕式 ミーハー仕事術 [by 中村貞裕 (著) ]
- 人たらしの流儀 [by 佐藤 優 (著) ]
- しつもん仕事術
- 人を動かす人柄力が3倍になるインバスケット思考 [by 鳥原 隆志 (著)]