生まれ変わる営業―燃えろ!セールスレップ [by 河野 浩 (著)
生まれ変わる営業―燃えろ!セールスレップ 河野 浩 ダイヤモンド社 2007-01-19 posted at 2007/02/26 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『セールスレップってなんですか?』
そこに興味を持ったところがスタートです
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☆気になったキーワード
『理想の営業』 『設計図』
『勝利のヒミツ』 『パートナー』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『メーカー・お客様にとっての存在価値は?』
間にいることでどういう付加価値がつくのだろうか?
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『これまでの営業とは・・・』
▼『役に立たない商品は売らない』
▼『勝つ仕組み』
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▼『これまでの営業とは・・・』
本著の主人公が所属している営業部は
これまでの営業の典型的パターンとして描かれています。
それは・・・
お客が熱ければただ押せばいい!
熱いというのは購入する気持ちが高まっている顧客
ということ。
いたるところからなんとかして「熱いお客を見つける」
飛び込みをしてでもなんでもいいので。
そして一旦見つけたら「押しまくる」こんな営業スタイルです。
いろんなところを回るという意味で「ご用聞き」営業とも
いいますね。
いつもの台詞は・・・
「毎度!何かございませんかねぇ?」
いまどき、そんなのないでしょう~
と思ってしまうかもしれませんが、、、、
実は結構まだあったりします(笑)
通信会社の営業さんが前に営業しているのを
他の会社にお伺いしていたときに拝見したんですが
まさにこれでした(^^;;)
自社の売っているものに「特長がない」と思っているから
ひたすら売り込みに走ってしまうのかな~と思うんです。。。
余計に「自信のなさ」をアピールしている気がするのは
気のせいですかね(^^;;)
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▼『役に立たない商品は売らない』
さて、本著の主役でもある「セールスレップ」
元々の言葉の由来は
Representative=代表
という英語から「レップ」と言う言葉が来ています。
お客様の「代表」でもあり、メーカーの「代表」でも
あるということです。
ん?ということは利益相反しないのか?
とまず思うかもしれませんが・・・・
それはさきほどの「これまでの営業」スタイルを
念頭においてしまうからです。
お客様とメーカーが仲良く慣れれば
両方をつなぐ役割を果たせますよね?
お客様は何をしたいのか?というとメーカーの商品の
情報に詳しくなりたいわけでは当然ありません。
あくまで自分たちの「ミッション」がありそれを
達成するために役に立つものを導入したいと常日頃
思っている。
将来のありたい姿と、現在の問題点を描いているのですね。
だけども、個々の商品のことは当然詳しくないですから
そのお客さんに変わって、メーカーのいろんな商品を
性能から理解する。。。
そして、そのときにはお客様の「ありたい姿」と「問題点」
で構成されている全体像を理解した上で
お客様にとってのBetterな選択肢を提示するのです。
これが理想な形ですね。
お客様を代表しているのですから、信義として
「役に立たない商品は売らない」ということをきっちり守れないと
いけません。
って・・セールスレップじゃなくてもそういう心を持って
営業してくれる人が増えてくれればいいんですけどね・・・
営業トークに心を動かされて買ってみたもの
全然使えないサービスだったことも結構経験していますから(爆)
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▼『勝つ仕組み』
さて、そんなセールスレップに代表される営業のやりかたと
1つめに紹介したこれまでの営業のやり方の
違いはなんでしょうか?
もちろん内容はこれまでご紹介したように違っているのですが
そのバックボーンにある「勝つしくみ」というのが
大きく異なっているのです。
「ヒアリング営業」として、お客様の声を聴き理解するところから
始める営業は、少数精鋭です。
そして他社との競争になった場合・・
お客様の事を理解した上での【理論武装】をして
コンペに臨みますから・・・・・
「付加価値」をつけて競争をすることができるのです・・・
今の時代のお客様は、ただ「安い」だけで
商品やサービスを購入決定することはまずないとおもいます、
#わたし自身、何かの提供を受けようと思うときに
#価格【だけ】で決定することはありません。
となると、きちんと付加価値を提案できる営業は
「価格決定のイニシアティブ」さえも持つ可能性があるわけですね。
まるるちゃんもそうですが、エンジニアを初めとする
理系出身者は、モーレツ営業というものの経験も
ありませんし、実際好きではない事が多いと思います。
ですので、社内に「営業成績獲得」グラフとかが
掲げられているところをイメージするとげんなりするかも(笑)
もちろん、数字も大事ですからこのような掲示を
否定するつもりはありませんが
その数字の獲得を「モーレツ」な営業ではなく
勝つ仕組みを備えた営業で積み重ねていきたいですね・・。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『将来のありたい姿から理解する』
全体像から部分に落とし込むために
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今の時代は、ほんと「飽和」の時代なのかもな~
と本著を読みながら改めて思っていました。
モノやサービスがあふれているからこそ
逆に、細かい差であるとかまで全部を把握することを
自分でやっていたら、それだけで日が暮れてしまいます。
そういう部分は自分でなくても出来る部分ですから
できるだけ「アウトソース」したほうが
自分のやりたいことに集中できるのでいいんですよね。
そんなときの一つの選択肢が、セールスレップという形態
なのかもしれません。
商材・サービスのことを熟知している。
+
自社のことを理解してくれていて、必要なモノを
あてはめてもらえる可能性が高まる。
そんなWin-Winな仕組みならば歓迎ですね。
「レップ」という言葉がまだまだどうしても
なじみが浅い言葉なので、抵抗感を感じてしまうかな?
と思うのがまるるちゃんだけならばよいのですが・・・(笑)
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